豪で学ぶミドルパワーとしての日本の在り方

 

日本人は今でも日本がナンバー2であったときの名残を引きずっているような気がするが、外国にて学んでいると、海外の人からは全くそんな捉え方をされてはいないということに気づかされる。

 

在日外交官を経験した教授との話では、日本がむしろオーストラリアと同じミドルパワーとして扱われる。

学生とアジア政治の話をすれば、「まだ日本も捨てたもんじゃないよね」みたいな口調が前提となっている。

 

外交政策が「国内での民主主義」と「国外で起こる物事への対応」の調整の結果生まれるものだとすれば、国内の人間が現在の日本の位置づけなどを分かっていない状況は著しく問題となるのではないだろうか。